秋の空に映える赤ワイン色の花
秋の七草の一つ、葛（クズ、マメ科クズ属のツル性の多年草）です。
山道を歩いているとどこからか甘い香がしてきます。
香りの正体は、クズです。
クズは９月ごろに花を咲かせます。
上品な赤紫色でワインのように甘く濃厚な香りがします。
クズは様々な形で昔から利用されてきました。
根から取ったデンプンは葛粉ができ、葛餅や葛切りの材料です。
同じく根からは風邪薬の葛根湯（カッコントウ）ができます。
ツルから取り出した繊維からは布もできたそうです。
衣食薬に大活躍です。
色んなものに絡みついて邪魔者扱いにされるクズですが、ちょっとは
見直してやってください。
そして、ぜひ、花の匂いを嗅いでください。ほぼ、ブドウです。
髙梨（コーチ）
