こんにちは。
本日の愛川ふれあいの村は綺麗に晴れ、気温も高めです。
陽気に釣られて顔を出した、ジャコウアゲハという蝶を紹介します。
麝香という昔の香水と似た匂いを発生させるため、
ジャコウアゲハの名前がついています。
また、ジャコウアゲハは体内に毒を持ちます。
ハチのような針は持たず、捕食された時に力を発揮する毒です。
そのためジャコウアゲハを捕食した生物はジャコウアゲハを襲わなくなるのです。
そして生き物の面白いところは、毒がないのにジャコウアゲハの姿を真似る蝶がいることです。
毒の威を借る蝶、とでもいいますか。
クロアゲハやアゲハモドキといった蝶は、ジャコウアゲハのフリをしているのです。
これをベーツ擬態といいます。
ひらひらと舞う蝶は、なかなか模様や特徴をじっくりと観察させてくれません。もしかしたら、
人間もベーツ擬態に騙されて、クロアゲハをジャコウアゲハだと思っているかもしれませんね。
大谷リオ
