姥百合(ウバユリ)の種

ウバユリ咲いた.jpg

姥百合(ウバユリ、ユリ科ウバユリ属多年草)が8月上旬ごろに

第一野草園の周りで薄い緑がかった花を咲かせました。

 

今の様子をお知らせします。

 

 

 

 

 

 

 

ウバユリ種1.jpg

全体が既に枯れてはいるがすくっと伸びた

茎のてっぺんに丸いぼんぼりのような形の実のようなものが

付いています

 

 

 

ウバユリ種3.jpg

上からのぞいてみると何か入っています。

枯れた茎を持って軽くゆすってみます。

 

すると、中からパラパラと種がまき散らされました。

 

 

ウバユリ種4.jpg

こんな感じの薄くて軽い種がこぼれます。

きっと、風の強い日は風に吹かれて遠くまで種が

飛ばされるんだと思います。

 

これもまた、生息範囲を広げるウバユリの巧みな戦略です。

 

ちなみに、姥百合の名前の由来は花が咲く頃に葉がないことが多く、「葉なし」を歯のない老婆の姿に例えたことから来ています。

山林に咲くきれいな花なのに、何だか、かわいそうな名前です。花もそうだが種をまく姿も楽しませてくれる植物です。

今しか見られません。

 

髙梨(コーチ)

2024年11月

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