ロッジの点検作業のため
村内を歩いていると、
遠くでなつかしい、ヒッ ヒッという声がします。
口笛で真似てみます。
どこからかスーッと飛んできて、ヒッヒッ カッカッと尾羽を振る、今季村では初めて見る
ジョウビタキ(スズメ目ヒタキ科)の♀、通称ジョビ子がやっと帰ってきました。
遠くシベリア方面から冬を越すために日本に渡ってくる冬鳥です。
10月下旬にはあちらこちらで目撃情報があったので
そろそろかと心待ちにしていました。
でも、足を痛めてここ1週間ほどまともに観察できていないので、
実はもっと早くやって来ていたのかもしれません。
ジョビ子は派手さはないが可愛い瞳と背中の白い二つの紋、
屈伸しながら振るオレンジ色の尾羽は見ていてあきません。
こちらは♂のジョビ男です。
頭が白っぽいグレーで胸からお腹にかけてのオレンジ色が美しい。
冬を越すまでの間はお互いに縄張りをもち、オスメス関係なく
縄張り争いを始めます。
3月から4月ごろに北国へ帰るが、最近では、国内での繫殖情報もあるようです。
そうなら、繫殖期のさえずりを聞いてみたいなぁと思います。
髙梨(コーチ)
1