こちらはシロヘリクチブトカメムシという虫で、カメムシの一種です
見た目は名前の通り体の縁が白く、中央付近にも白い印があるのが特徴です
そして名前にあるもう一つの要素「クチブト」はこのカメムシの太い口を表しているのですが、写真を見た限りほかのカメムシとほとんど変わらないような口に見えます
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しかしカメムシで言うところの口は普段見えている頭の先端部分ではありません
カメムシの仲間はストローのような口を持っており、多くのカメムシはそのストローを植物の果実や、茎に刺して、養分を吸い取ります
つまり、このカメムシはそのストローが大きいのです
そしてこのカメムシは肉食です
主に蝶や蛾等の幼虫、いわゆる芋虫を食べています
自分の体より大きい芋虫の体にその大きなストローを突き刺して、体液を吸いとる姿はまさにハンター
芋虫は農作物の害虫なので、カメムシにしては珍しく農家の味方というわけですね
へびお