紅葉のピークが過ぎ、木々はすっかり葉を落として
冬支度に入った今日この頃。
そんな景色の中で、少し遅れて色づくメタセコイアのオレンジが
ひときわ目をひきます。
この村に来て約一か月。自然に囲まれ過ごしていると、
季節の移り変わりの早さを改めて感じます。
風の冷たさや木々の表情の変化が
冬の訪れを教えてくれているかのようです。
そんな中、しらかば3付近でオニグルミがいくつかまとまって
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置いてあるのを見つけました。
オニグルミは日本の野生種では唯一食べられるクルミで、
西洋クルミより香りがよく縄文時代から親しまれてきたそうです。
木材としても丈夫で扱いやすく、
昔から家具や道具づくりに使われてきました。
そんなふうに人の暮らしとつながりが深いオニグルミですが、実は動物達からも大人気!
リスやネズミは冬に向けてせっせと実を集め、落ち葉の下などに隠します。
カラスは車に割ってもらったり、石でたたいたりとなかなかの知恵者です。
秋から冬はこういった『クルミ置き場』があちこちに現れます。
そう思うと、今回のクルミも動物達の小さないたずらのようで、ちょっとほっこり。
もしかしたら誰かの置き土産かもしれませんが、こうした自然との出会いが、
わたしたちも同じ世界で暮らす生き物なんだな、と優しく思い出させてくれます。
なぁ