渡りをするヒヨドリ

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ヒヨドリ(ヒヨドリ科)はスズメより大きく、尾羽が長い、全身がグレーの羽毛で包まれます。

ピーヨピーヨと鳴きながら飛ぶ姿を町でもよく見かける野鳥です。

四季を通して見かけるので、渡りははしない鳥のように思われますが、実は渡りをするグループもいます。

 

ヒヨドリ渡り.jpg


朝7時すぎ、ヒヨドリの群れ約50羽が南の方へ鳴きながら飛び去って行きます。

数分して同じくらいの数のヒヨドリが上空を通り過ぎます。

毎年見られる、ヒヨドリの群れの渡りです。

 

 

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季節感のない、1年中いる都市鳥の代表のようなヒヨドリですが、10月中旬から11月初めにかけて北から南へ移動するグループがいます。

その土地にとどまる鳥と旅に出る鳥と、どんな違いがあるのでしょう。

昭和40年代までのヒヨドリは夏は山地や北国で繫殖して冬は低地や南に移動する鳥だったようです。

 

ほとんどが渡りをしなくなった今も、南へ渡るDNAを持っているグループがいるのでしょうか?

ハヤブサなど猛禽類に襲われたり、力尽きて海に落ちる危険もかえりみず、旅に出るヒヨドリに幸あれです。

冬、エサ台に集まるメジロを追い払いミカンを独り占めにする嫌われ者ですが、そんな一面もあるヒヨドリです。

髙梨(コーチ)

 

 

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