露草(ツユクサ、ツユクサ科ツユクサ属の1年草)
道ばたに咲く何気ない花ですが
よく見ると鮮やかな青色に黄色いオシベがきれいな
日本の在来種です。朝咲いて昼ごろにはしぼむ、半日花です。
子どもの頃は「トンボグサ」と呼んでトンボを捕まえて
食べるはずのない花を無理やり食べさせていました。
懺悔です。
そんな露草の仲間を見てみましょう。
紫露草(ムラサキツユクサ、ツユクサ科ムラサキツユクサ属の多年草)
は少し早く5月頃から咲き始めます。
梅雨のうっとおしさを吹き飛ばしそうな3つの青い花びらが
美しい。アメリカからやって来た帰化植物です。
白い露草、常盤露草(トキワツユクサ、ツユクサ科ムラサキツユクサ属の多年草)
綺麗ですが繫殖力が非常に強いため要注意外来生物に指定されています。
観賞用として南アメリカから持ち込まれたものが野生化しています。
私が住む鎌倉の緑地では撲滅作戦を展開中です。
赤紫色の露草、紫御殿(ムラサキゴテン、ツユクサ科トラデスカンチア属の常緑性の多年草)
メキシコ原産でガーデニングで利用されます。
全体が紫色に染まる綺麗な花ですがこれも繫殖力が強いので
注意が必要です。
日本在来種の露草の仲間と紹介しましたが、本当は生き残りをかける敵なのかも知れません。
頑張れ!日本のツユクサ‼
髙梨(コーチ)