秋がやっと来ているなと感じるようになった近頃、
カマキリを見かけることが多くなったように感じます。
かっこいいカマキリですが、この時期はある生き物に操らている可能性があります…
それがこちら。
ハリガネムシです。
名前の通り、針金のように固く細長い生き物です。
カマキリのお腹の中に寄生して、卵を産むために、
カマキリを操り、川や池など水場にカマキリを飛び込ませます。
身近な生き物ではカマキリですが、山ではカマドウマが多く寄生されています。
可愛そうにも感じますが、この時期や冬の魚のえさとして、
とても大きな役割をしています。
カマキリがハリガネムシに寄生されているかどうかは、
特に地面を歩いているかどうかで分かります。
アスファルトなどの反射が水面に見えるらしく、勘違いしていることが多いようです。
また、ハラビロカマキリなど木の上で暮らしているようなカマキリが、
手の届くところにいるのも、怪しいです。
可愛そうではありますが、自然の中では、とても重要な繋がりを持っています。
生き物はどこでどうつながってるかが分からないのも、面白い魅力の1つに感じます。
かわっち