声はすれども、姿は見えず。まるで忍者みたいな鳥です。
今朝は珍しく近くのヒマラヤスギのてっぺんで鳴いていました。
ちょっと遠かったのでゆっくりと近づいたら
やっぱりサッと飛んで行ってしまいました。
でも今年、最初の一枚です。
ホトトギスを含めてカッコウの仲間は他の鳥の巣、ホトトギスの場合は主にウグイスの巣に卵を産みます。
ウグイスの親は知ってか知らずか、他人の卵を温め、産まれたヒナを一生懸命育てます。
巣作りもせず、抱卵もせず、子育てすら他人の仮親に托す。この奇妙な習性を托卵といいます。
しかも、本当のウグイスの卵やヒナは巣から落とされてしまいます。その卵やヒナは死んでしまいます。
何とも切ない話ではあります。
髙梨(コーチ)