朝、駐車場に車を停めて、管理棟に行く途中、
目の前を、ヒヨドリより少し小さい鳥が
低く飛び、夏椿の枝に止まりました。
小さい、優し気な声で囀っています。
後を追うようにもう一羽飛んできました。
魁傑ゾロ(ちょっと古いか?)のアイマスクが
凛々しいのが♂。全体的に淡い色合いが♀です。
虫を捕まえて、木の枝に刺したり、時には小鳥さえも
捕まえてしまう、野鳥界ではギャングみたいな存在です。
そんなこわもてのモズ。
冬はお互いになわばりを持って異性を受け付けなかったのに、
この時季になると、♂はやって来た♀を追い出すどころか
恋の歌まで口ずさみ、プロポーズ大作戦(これも古い?)です。
縄張り宣言のモズの高鳴とは似ても似つかない、優しい歌声です。
♀も翼を震わせて甘える仕草です。
この前まで尾っぽをクルクル回しながら、まわりを威嚇するような、
あのふてぶてしい態度は何処にいったのでしょう。
これでは、まるで、別人28号(鉄人28号、かなり古い)です。
2年前は村の近くの竹藪に巣をかけて、子育てをしました。
今年は、どうでしょうか? 期待が高まります。
髙梨(コーチ)