2月4日は立春でした。村の雪は徐々に解けてきており見えてきた地面からはロゼットたちが顔を覗かせています。
「ロゼット」とは、放射状に葉を広げて、平らになっている葉を「ロゼット」と言います。芝生などに生えている「雑草」と言うと分かりやすいでしょうか。
ロゼットとは、元々バラと言う意味があります。葉が、バラの花びらのように並ぶため、そのような名前がついたそうです。
ロゼットとして、身近なのはタンポポや、草相撲で使うオオバコです。オオバコは維管束が強いため、他の葉よりも千切れにくい特徴があるため草相撲に使われています。他にも、オオバコは面白い種子散布の手段を持っています。→こちら!
色々な種類のロゼットがあり、ギザギザの葉、先端が丸い葉、細長い葉など個性がたくさん。踏みつけに強いのですが、背が高くならないため藪などでは生存競争に勝てません。なので人の手が入るような、背の高い植物がない所が彼らの生息地です。また、同じ種類でも生息している場所によっては根の張り方が違います。
こうして、厳しい冬も乗り越え、ロゼットたちは暖かくなると花を咲かせます。ひとつひとつは小さなお花ですが、春の芝生を彩る大切な役割を持っています。ロゼットから学べることがたくさんありそうです。(葉ちぇけ)
(写真右上から順に、タンポポ、オオバコ、キランソウ、ノゲシ、ハルジオン)
なお、先月1月の自然のたよりにも「ロゼット」の記事が載っています。是非、ご覧ください。
自然のたよりは→こちら!