管理棟の廊下を歩いているとガラスにぴったりとホコリがくっついていました。
あまりにも立体的なホコリだったので違和感を感じ、顔を近づけると
足元に本物のホコリをくっつけている体長約1cmほどの昆虫が固まっていました。
本人は『気配を悟られないよう』に息を潜めていたみたいですが、向こう側が透けて見えるガラスの上ではあまりにも不自然…。どうせ気配を消すなら白い壁に行けばいいのにと、笑ってしまいました。
ゾウムシは先日一生懸命探していたオトシブミの仲間。鼻の先からおしりまでの体長を測ってみると15㎜ほどで小さい昆虫です。だいたい、ちょっと伸ばした大人の小指の爪ぐらいの長さ。オトシブミ同様、このゾウムシもなかなか見つかるものではありません。
ここで出会ったのも何かの縁。
ヒメシロコブゾウムシの時間をちょっとお借りして、写真を撮らせてもらいました。
ゾウムシの特徴は象のように長い口。この口を使って植物に手を加えて(口を加える?)産卵をします。(先日のブログのように卵を守るように葉を巻きますが、巻き方はそれぞれ種類によって違います。)
お返しと言ってはなんだけれど、歩きにくそうにしていたホコリは取れるだけとり、
自然の中へ帰しました。
元気な子どもを産むんだよ~。(葉)