皆さんは『ヤマビル』ってご存じですか?
あのうねうね動いて、血を吸うあいつです。
これから気温が高くなると、活動が活発になり、ふれあいの中でも遭遇する機会が多くなると思います。
職員も、その生態を理解し、その対策を利用者に伝えていけるようにしようという思いから、ヤマビル勉強会を開催しました。
そのグロテスクな動きの特徴や、吸血行為から毛嫌いされる方が多くいらっしゃると思いますが、今回は、そのヤマビルを愛してやまないヤマビル伝道師『ひるちゃん』が、面白おかしくその魅力を語ってくれました。
そもそもヤマビルは、神奈川・千葉・群馬・秋田でしか確認されていなかったものが、自然環境の変化による野生動物の移動によって分布が広がっていったそうです。
昨今では、登山やトレイルなど、ヤマビルのいる山からいない山へ縦走するなど、人が連れて行ってしまった結果、拡散しているという事例もあるようです。
感染症を媒介することはほぼないため、蚊やダニに比べると比較的安心な(?)生き物といえますが、専門の忌避剤はもちろんですが、市販の虫よけ、アルコールなども多少の忌避能力があるようです。
また、吸われないためには、肌を出さないことが一番ですが、これから熱中症が怖い季節ですので、着こみすぎにも注意です。ラッシュガードのようなアンダーウエアに、ハッカ油を噴霧することで、ヤマビルと熱中症どちらにも効果が高くなりそうです。(ハッカ油が肌に合わない方の利用はしないでくださいね。)
もし、肌にヤマビルが登ってきても、手で引っ張るのではなく、はっぱやティッシュペーパーで挟むと取れやすくなるのは知りませんでした。
ヤマビルについて、はじめて知ることも多く、また座学の他、実際にヤマビルにふれあう時間、ヤマビルを採取する時間もあり充実した勉強会になりました。顕微鏡でみると、なかなかにかわいらしく見えてくるので不思議ですね。
ちなみに、ヤマビルの目は『10個』。かわいらしいおめめも見ることができました♪ 林田まぁぼ