中を見てみると、植えたばかりの
杉のなえです。
これは、愛川町森林組合が
植樹した苗を、鹿から守るために
一本一本、筒で囲ったものです。
村にやって来た、可愛い鹿です。
鹿が増えることは、
一見、自然環境にとって、いいことのように思われるが
今、全国で、農林業に及ぼす被害が、深刻な状況です。
野生動物による被害の内、約7割が鹿によるものです。
そして、被害は人間だけではありません。
鹿による食害は、植物を枯らし、やがては、森林の
後退をまねき、そこを住みかとする
動植物にも影響を与えることになります。
登山道には鹿が村を始め里に下りてこないように
防護柵が張り巡らされてあります。
でも、鹿は道を見つけて、やって来ます。
村内の野草園にも鹿がやって来て、山野草を食べた形跡があります。
現在は様々な原因で、鹿が増えすぎ、生態系のバランスが、くずれている状況です。
上手く住み分けが出来ればいいが、解決方法が見つからません。
最後の写真は、荻野小学校の自然観察会で見た、罠にかかった鹿です。
子どもたちはこれを見て、何を感じてくれたでしょう。
高梨(コーチ)