愛川町中津にある「まちづくり山上」の方から、
「中津箒」についてたくさんのお話をお伺いしました。
国内での手作業で作られる箒は希有ではありますが、
「中津箒」は、素材である「ホウキモロコシ」の生産から(無農薬!)
職人の方によるほうき製造まで、すべての工程を行っています。
職人の方が作った中津箒を手に取って見ると、
自然素材の風合いや網模様が工芸品のような美しさでした。
しかし、「中津箒」は伝統工芸品のような高尚なものではなく
あくまで人々の生活に根差したものづくりをしていきたい。
という「まちづくり山上」の方のお話が心に残りました。
そして、みんなでミニ箒づくりを体験しました。
紐でくくって「ホウキモロコシ」の穂先と茎を束ねていきます。
引っ張る力の入れ具合によって、箒の凹凸や表情が変わっていきます。
出来上がった中津箒は、機械生産ではない
手作業の温かみを感じることが出来ました。
愛川町中津にある箒博物館「市民蔵常右衛門」では、
中津箒の販売や予約制の箒づくりワークショップも行っているそうです。
愛川ふれあいの村からも車であれば30分ほどで行くことが出来ますよ。
ご興味ある方はご家族そろって足を運んでみてはいかがでしょうか。
井上(タップ)
株式会社 まちづくり山上
所在地:〒243-0303
神奈川県愛甲郡愛川町中津3687-1
箒博物館「市民蔵常右衛門」