春になると日本全国幅広く
ヤマブキ色のきれいな花が咲き誇ります。
バラ科ヤマブキ属落性の低木ですが、
花は一重咲きと八重咲きの2種類があります。
ヤマブキと聞き、思い浮かべるのは色鉛筆のヤマブキいろ。
実は、この花が名前の由来となっています。
平安時代には、女性の重ね着の配色美「襲色目(かさねいろめ)」の一つにもなっていました。
一重咲きと八重咲き。
よく桜などでも聞きますが、何が違うのか皆さんは知っていますか?
一重咲きは、5弁の花びらが付いています。その花の本来の花びらの枚数です。
変わって、八重咲きは、一つの花びらに10枚以上のたくさんの花びらが付いています。
また、ヤマブキによく似た白い花を咲かせる「シロヤマブキ」という種もあります。
見分け方は、花びらの枚数と葉の付きかたです。
シロヤマブキは花びらが4枚。また葉は対になるように生える対生です。
変わってヤマブキは、は花びらが5枚、上の写真のように葉が交互に生える互生。
花びら以外でも種類を見分けることができるのですね。
佐々木(ひめちゃん)