前日の暑さがどこへ行ってしまったのか、そよぐ風も涼しいあいかわ自然観察会が楽しく行われた。
楽しいというのは、みんながとても自然に興味を持っていて次々とこれ何だろうと問いかけみんなで考えてくれること。
一つの疑問からさらに次の問題を見つけ発展していくことができることだ。
お互いの自己紹介の後、動体視力ゲームを行う頃は皆の緊張もとけて打ち解けた雰囲気になっていた。
何が見えるでしょうか? ゆっくりと動かしますよ。あっ、ムササビ
自然の中では、一瞬しか見えないものがたくさんありますね。
以前に見た時と少し違ったクモの作った卵嚢、トリノフンダマシの観察では不思議と驚きの声があった。
少し湿ったところに咲くツリフネソウ。どんな虫たちが来るのだろうと話しているうちにハナバチが飛んできた。
虫の種類でぶら下がったりホバリングしたり潜ったり、時には後ろにある蜜だけを横取りする虫もいる。
虫の好きな子どもはショウリョウバッタやイボバッタ、シジミチョウを捕まえ見せてくれる(みんなで観察した後で放します)。
どこにでもあるコケですがよく見ると杯の形をした中にたくさんのクローンがいて雨が降ると雨粒と一緒に飛び散っていき新しい生命を増やしていきます。とても面白い生命活動に興味を持ってくれた。
野草園では、秋の花たちがたくさん待っていて時間が足りなくなってしまうほどでした。
カシワバハグマ、シモバシラ、ホトトギス、ミズヒキ、キンミズヒキ、ギボウシ、マツカゼソウ、ノブキ、ヒガンバナ、アカソ、ゲンノショウコ、イノコズチなど多数でした。
面白い形のサツマノミダマシ。 手に止まったハラビロカマキリ、この後予想もしないことがありました。ハラビロカマキリとオオカマキリの異種間の交尾が見られました。
子どもたちが参加すると、新しい発見がたくさんありみんなで見つけみんなで考えみんなでそれぞれの事象を解決でき自分の知識になってくれると思います。初めて参加された皆さん、総勢14名の参加者の皆さん本当にありがとうございました。【担当:吉田文雄】