今日は、全国的に防災の日です。愛川町や厚木市では、朝早くから防災無線での参加呼びかけの放送があった。
大きな行事があり自然観察会への参加者もいないのではないかと心配であった。
メタセコイアの林の下にオトコエシとマテバシイの葉にムラサキツバメがいたが、時間がかかってしまうので次回に回した。
観察会が始まると、座間市、横浜市、愛川町などから参加者があった。
曇り空であったが意外と暑く水分補給をしながら行った。
カムフラージュゲームをして、いろんな場所に隠れている生き物を見つける準備を考え、出発前の緊張感をほぐした。
ヌスビトハギやアレチヌスビトハギ、キンミズヒキやギンリョウソウモドキ、ノブキやガンクビソウなど秋の植物を観察した。
今日のメインとなったのはふれあいの村では初めての発見の、オオトリノフンダマシの卵嚢であった。
それを取り巻く環境に住む生き物の多様さに驚いた。不思議な形をした卵嚢。傍で見守る親蜘蛛の不思議な模様やこれからの変化など興味は尽きない。
コノシメトンボ クモのまどい
赤い花のゲンノショウコとヤマトシジミ ハチを捕まえたクモ
オオトリノフンダマシの卵嚢と笹の葉に止まった親蜘蛛
面白い模様のオオトリノフンダマシ 毎年ひっそりと人知れず咲くギンリョウソウモドキ
今回もたくさんの発見があった。これも参加された皆様方の自然への興味関心のお陰であると感謝申し上げます。
みんなで見つけ、みんなで考えふれあいの村の自然を楽しみながら発見したことを皆さんの知恵袋の中に収めてほしいと思っています。
【担当:吉田文雄】