野外炊事場のサクラの木の根元にエノキという木が生え、そこにはアカボシゴマダラの幼虫が住んでいます。
このチョウは外来種といい、もともと日本にいないチョウです。
だれかが逃がしてしまったために、日本で増えたといわれています。
外来種は日本の生き物を駆逐してしまうためいけないものだと考えていました。
しかし、人の世を見てみると国際化に伴い日本に外国人が増えています。
鳥の世界では日本のメジロと台湾のヒメメジロの子が生まれています。
このまま進めば純粋な日本人が絶滅してしまう?純粋な日本のメジロがいなくなる?
アカボシゴマダラに戻します。
もしこのチョウがエノキ(食草とするチョウがとても多い木)を食い尽くして、他のチョウの食べ物をうばってしまうことがあれば問題です。
それによって、日本のチョウがお腹を空かして、1頭また1頭がパタリ…最終的に絶滅なんてことになったらもっと問題です。
このチョウはどうなんでしょうか。
そのため、もともといないものは極力入れないほうがいいと考えます。
ただ、人のように国は違えど仲良く住む場所や食べ物を分けて生きていくのであれば、それはそれでいいのかなと思う今日この頃。
生活に溶け込んでいる外来種もいます。
本当にいいもの悪いものは、その本質を見抜かないといけないなと思いました。
石川