さて、まだ雨の降っていない午前中の村を歩いていると、たくさんの花に出会えました。
雑草だって名前はある!ということで、いくつか紹介したいと思います。
まずは、これもくっつき虫のなかで「アレチヌスビトハギ」。
種(マメ)がくっついて子孫を繁栄する仕組みをとっているのです。
普段はイノシシやシカなどの動物の毛にくっついて運ばれますが、衣類にもとても良くくっつきます。
くっつく仕組みはマジックテープと同じで、鉤(かぎ)状の毛がたくさん生えているため毛や衣類にくっつきます。
動物や人に運んでもらうとは、賢いですね。
次は、「キンミズヒキ」。
遠くから見ると黄色い房状をしていてきれいですが、近くでみると小さな花が可愛らしく寄り添って咲いています。
是非、見かけたら近くで見てみてください。
そして、「ヤブラン」。
よく街中でも植えられていることがあるため、見かけたことがある方も多いはず。
小さな花をたくさんつけています。
最後に、「ケチヂミザサ」。
これは見かけてもそのまま通り過ぎてしまいそうですね。
でも、よく見てみてください。
立派に花を咲かせています。
この植物の特徴は葉が波打っていることと、触ると葉にも茎にも毛が多いことです。
このように普段じっくり見ることのない雑草にも、可愛らしい花をつけるものや特殊能力をもったものがいます。
いつもは気付かずに踏んでしまった植物も良く見てみると新しい発見があるかもしれませんよ。【石川】