さて、村内を歩くと黒い幼虫がヤマユリの葉についているのを発見しました。
「トガリハチガタハバチ」というハチの幼虫です。
この幼虫はヤマユリの葉によくついています。
事務所に帰って調べて見ると、ユリ科の植物が好物のようです。
虫はたいてい食べる植物が決まっています。
今回紹介した「トガリハチガタハバチ」は食べられる植物の種類は多いですが、もっと少ない虫もいます。
もし私たちの食べ物が無くなってしまったら困りますよね。
虫たちも同じです。
例えばユリ科の植物を邪魔だからと言って全て刈ってしまうとこの幼虫は困ってしまいます。
この植物はあの虫の食べ物だから残しておこう。ということの判断は難しいですが、ちょうど虫がついていればこの植物を食べているのかなということが分かるかもしれません。(偶然、とまっているだけかもしれませんが…。)
そんな視点で虫や植物を眺めることも大事なのかなと思います。
石川