村ではシルバー人材センターの方々が着ていて、樹木の剪定をしていただきました。
夏の間に伸びきった枝がきれいに整えてくれました。
少し大きめに切った枝を見ると年輪が見えます。
普段生活していて樹木の内部を見る機会が無いのではないかと思ったため、少し年輪の話をします。
年輪の見方はご存知でしょうか。
年輪は別名『成長輪』とも呼ばれ、樹木の1年間での成長を見ることができます。
そして、季節によって色が違うのです。
大まかにいうと春と夏は白く、秋と冬は黒くなります。
冬の成長が少ない時期は細胞が詰まって黒く見えるのです。
年輪は季節の変化がはっきりしている場所であれば見ることが出来ます。
とはいえ、年輪が無い樹木もあるのです。
写真はありませんが、熱帯地域に育つ樹木は1年中気候が一定なので、年輪ができません。
また、南方の年輪は成長がよく、引きのばされたようになります。
どこかで切り株を見つけたら、年輪によって方角を知ることも出来ます。
年輪は皆さんが良く食べているあの生き物にもあります。
その生き物は“貝”です。
貝も1年ごとに成長線が波紋のように広がります。
貝の種類によっては見えにくいものもありますが、貝を見つけたら是非確認してみてください。
年輪はその樹木の年齢を知るのみでなく、方角を見ることもできます。
もしかしたらその樹木の歴史をひも解くことが出来るかもしれません。
人も見た目だけでなく、年輪のような分かりやすいシグナルがあると助かりますよね。
動物も植物も年輪以外に年齢を見る指標があります。
お友達に「この木は○○才だよ!」と、博士気分で教えてあげてください。
自然を伝える楽しさが広がっていきますよ。
石川う~ま