さて、イチョウやモミジも色づき、一段と秋らしさを感じる等になってきました。
村内の落ち葉も増えており、歩くたびカサカサと音を立てています。
ふとクヌギのドングリが落ちているのに気付きました。
拾ってみると、このドングリには穴と傷がついています。
周りを見渡してみると、バラバラになったドングリたちが…、
中にはこのようにかじられて半分になったものも。
おそらくリスかムササビがドングリを食べていたのでしょう。
この最初に見つけたドングリの穴と傷、見ると歯痕のように見えませんか?
ドングリを食べようとしてかじる ⇒ 歯が滑ってドングリを落としてしまった
そ想像することもできるのではないでしょうか。
ちなみに、歯の痕がなぜ広がっているのか?と思った方。
リスやムササビなどのげっ歯類は前歯が左右に開く事ができるのです。
不思議ですよね。
私も実際に見た時は「歯が折れてる!」と焦りました。
これは、前歯で木の実に穴を開けた後、左右に開いて木の実を割るためだそうです。
力を入れると歯が開くということでしょうか?
もしそうだとしたら、なかなか可愛く思えませんか?
想像してみてください。
歯が滑った瞬間、焦ってつい口に力が入ってしまった。その結果歯が開き、このような痕が残った。
私には落としそうになって慌てている様子や「あっ」と落とした瞬間が思い浮かびます。
単なる野生動物の食べ残しも、このように色々と想像してみるとより楽しく観察できるのではないでしょうか。
皆さんも、是非探してみてください♪天野あまがき