フィリピンで発生した台風は『マラカス』という名がついています。これはフィリピン語で『強い』という意味があるそうです。
名の通り、台風が直撃する前から強い雨が降っている様子を見て納得。ただ風はなく、木々も葉も揺れる子となくピタッと静かに止まっています。嵐の前の静けさといったところでしょうか…。
外で指導をする職員もカッパを着て完全防備!事務所内には乾かすために、ハンガーにかけられたカッパが仲良く並んでいます。
今年は台風が多いなぁ。と感じる方もいるかと思いますが、実は台風の発生件数としては、平均値もしくは少ない方。9月15日現在での発生数は16件。うち、9月は5件になります。(気象庁データ)
例年、9月が一番台風の発生件数が多く、過去5年間では2013年に7件発生しています。台風年ともいわれた2013年は、1年間で31件の台風が発生し、21世紀に入って最大の数でした。
気象庁の観測史上最大の発生件数は、1967年の39件でした。台風が発生すると学校が休みになったり、会社に出勤することが困難になったり、公共交通機関に乱れが出たりと、大きな影響を与えます。
ただ、自然現象は人間の都合よく変更することはできません。ただただ起きることに、備え、対応するのみです。台風のみならずですが、人は自然災害に対して、対策を練り、対応をしてきました。
堤防や、頑丈な家作り、気象レーダーなど…。機械やシステム、物などあらゆるものが進化をとげてきました。時には予想を超え、人の力でも敵わぬ時があり、またそれによって対策を練り…と、先人の知恵や知識や記録が今を紡いできました。
災害や、問題、立ちはだかる壁や、課題が我々に常に進化と成長を与えてきました。
ひたすら受け身ではいけないということ、変えること、考えることを忘れたり、心構えは常に持つこと。これは何に関しても必要であると、台風が近づくにつれ、改めて感じたことでもありました。
この後も厳重注意とどのメディアも伝えております。万が一に備えての避難準備、台風情報を常に把握できるよう凄し、みなさんも十分注意しつつお過ごしください。
多田(らん)