この時期に咲く花と言えばどの花を思い浮かべますか。
多く方はヒガンバナを思い浮かべたのではないでしょうか。赤くきれいな花を咲かせて、見る人を魅了しています。
ヒガンバナは他の花よりも目立つなと思った事は無いでしょうか。
その理由は他の植物の成長を阻害する物質を出しているために、ヒガンバナのまわりに植物が生えにくいことがあげられます。
もちろん、ヒガンバナがまわりに生えている植物よりも背が高く、赤い花が目立つということもあると思います。
ところで皆さんはヒガンバナの葉を見たことはありますか。一度、ヒガンバナを思い出してみてください。
皆さんの記憶にあるヒガンバナには葉が付いていたでしょうか。
実はヒガンバナは下の写真のように1本の茎からいきなり花が咲くのです。葉はないですね。
では、“葉は生えないのか”というと、そういう訳でもありません。
ヒガンバナの葉は花の時期が終わると出てきます。冬を越して春になると枯れます。そしてまた地上に現れるまでは土の中に球根の状態で過ごします。知れば知るほど不思議な植物ですね。
普段当たり前のように見ている物でも、改めて見てみると『あれ?』と思う様な新たな発見があるかもしれませんよ。
今回は『あれ?葉っぱが無い!』ですね。
石川