本日は朝からどしゃぶり。恵みの雨でありますが、子ども達は濡れることを嫌がるかなぁ。どう思っているかなぁ。と、様子を見ていました。すると、「宿泊学習のために買った新品の雨具を使えた!」と自慢げの顔の子ども。「濡れると気持ちい~!」とはしゃぐ子の姿も。
風邪をひく。濡れたら困る。そういった考えは意外と大人の勝手な部分もあるかもしれない。と思った朝でした。
さぁ、そんな雨の中、栗の木広場へやってくると、雨の影響によって栗がたくさん地面に落ちていました。
今年の栗は、なんといっても大きい!お饅頭のような、びっくりするほどの大きさです。あまりの大きさに、はちきれて鬼皮がむけてしまっているものもいくつかありました。
大きい物と小さい物。なぜこんなにも違いがあるか、不思議です。
栗は基本的に、3つの実が一組になっています。位置によって形も違います。両サイドは丸みをおびますが、真ん中の栗は真っ平らです。真ん中で挟まれた栗はどんな気持ちなのでしょうか…。
早く飛び出したい!それとも。居心地がいいからもう少しこのままがいい!さぁ、どちらでしょうか。
さらに、栗の木内を歩いていると、何者かによって食べられたのではないかと思われる、栗の実が落ちていました。鳥か、動物か…。栗の美味しさを知っているのは人間だけではないようです。犯人は一体誰なのでしょうか…。
そして、ふれあいの村名物の『栗山』は今年も登場しています。広場に点々とちらばっているイガイガを、ふれあいの村の職員が一カ所にまとめ、安全に活動ができるようにしています。
この栗山は、子ども達に意外と人気!「なんだこりゃ!」と驚きます。ただ、まさに針山地獄のようになっているため、子どもたちもなかなか近づきません。「タワシみたい…。」とつぶやく子も。
ふと、栗が果物ということに疑問を感じました。普段美味しく食べている部分は、種ではなく、果実なのか?でも、栗そのものは種ではないのか?さまざまな疑問が浮かびます。
調べてみると、堅果の状態が、発達した種をふくむ果実ということになるそうです。これは、ナッツ・豆類と同じで、海外では特に「ナッツ類」として分けられているようです。
さらに、意外だったのが、この栗で染物ができるということ。『渋皮染め』といって、渋皮煮を作るときに出るゆで汁で、そのまま染物ができるそうです。その染まった色は、『ピンク色』!意外すぎる。早速やってみようと思います。
こう調べていると、意外と普段口にしていてるけど知らないことはたくさんあるんだなぁ。と感じました。
灯台下暗し。意外と身近な物の中に驚きな知恵や知識が潜んでいるかもしれません。
多田(らん)