大変なのは私たちだけではありません。
雨の日の虫たちは命がけです。
人にとっては小さな雨粒でも虫にとってはとても大きなものです。
雨粒が当たって死んでしまうことは無いにしても、雨の日は活動が制限されます。
アリやハチのように巣がある虫は避難場所があります。
しかし、巣をつくらない虫はどうでしょうか。
巣を持たない虫たちは、葉っぱの裏や軒下に避難していることが多いです。
雨の日にジッとしている理由は他にもあります。
それは第一に雨が邪魔をして飛びにくいことと、気温が下がるために虫たちの体温が低くなり活動が鈍るということもあります。
このため、虫たち雨がやむのをジッと待って、雨がやみ気温があがったときに活動をはじめます。
雨の日だって虫はどこかに隠れています。
隠れているところが分かったならば、雨の日の虫探しはとても楽しいものになると思います。
そのときの虫たちはジッとしてあまり動かないため、雨が降っているときの虫はとても観察しやすいですよ。
石川