昨日、登山から帰ってきて、山頂で食べることができなかったチキンラーメンをみんなで食べました。このラーメンを楽しみにしていた子もいます。頑張った分だけ、よりおいしく感じる。みんなで一緒に食べるからさらに美味しく感じる。不思議なものです。
お昼ご飯をしっかりと食べ、午後は夜におこなうラストナイトパーティー・キャンプファイヤーに向けての準備。キャンプファイヤーでおこなう出し物を班ごとに考えます。
班についているスタッフがいない状態で、子ども達だけの相談。大丈夫かなぁ~?と思っていましたが、そんな心配はまったくいりませんでした。大人の介入がなくても、班長を中心に何をするか和気あいあいと話合います。
歌、ものまね、ゲーム、クイズ、一週間の思い出…。意見が出すぎてなにをやろうか。「みんながやりたいの全部混ぜてやろう!」という提案の元、考える班も。一週間のうちにあった班の出来事を劇にしよう!という班もありました。どんな内容かはスタッフにも秘密!夜が楽しみです。
そのあとは、最後の夜ごはんのラストナイトパーティーの準備!今回は班ごとではなく、学年ごとにごちそうを作ります。なるべく子ども達だけで考え作ってもらおうと、スタッフはさほど介入しず、自分たちだけで作ります。
5年生チームは「やきそば」と「フルーツポンチ」。やきそばの作り方は?と聞くと、「炒める!」と言い、1時間近くひたすらいためて、香ばしい焼きそばができました。火を起こす係と炒める係、フルーツポンチを作る係と、うまく役割分担をして、助け合います。
火起こし係はスタッフが介入しなくとも、しっかり火をつけられます。スタッフと距離を置いた方が、意外と子どもたちは自分の力でやるものです。やれてしまうものなのです。
6年生チームは「ピザ」と「サラダ」!こちらもうまく役割分担をして、どんな形に切るか、どういう提供の仕方をするか、自分たちで決めていきます。あまり話したことがない子ともすっかり仲良し!途中、好きなアニメやテレビの話でみんな盛り上がっていました。
中学生チームは「エビピラフ」!ダッチオーブンを使っての調理です。中学生チームは好きな人の話など、なにやら大人の話。中学生でしかできない話をしていることが印象的でした。
火は炭火を使います。新しい火おこしも、さくっとこなします。火の扱いも手慣れたもの!1週間で本当にたくましくなりました。
ラストは高校生チーム!「丸鳥の丸焼き」をつくります。高校生は2人。実はキャンプ中あまり話せる機会がなかったもので、にんにくの皮をむく作業をしながら、学校の話や、部活の話に花を咲かせました。
スタッフとも大人な話で盛り上がります。高校を卒業したらスタッフとして1weekキャンプに帰って来てくれると嬉しいなぁ~。
スタッフも安全管理をしながら、子どもたちとの会話に弾みます。1日目の野外炊事は手取り足取り、スタッフが指示をし声をかけていましたが、今となっては子どもたちが自主的に動きます。
嬉しい反面、少し心寂しいスタッフ…。笑
スタッフも驚くほど、子ども達はいつの間にかすっかり仲良し。名前で呼び合い、班の枠はまったくなし。一緒にさまざまな苦難を全員で乗り越えてきたからこその姿なのでしょう。この姿を見て1weekキャンプがひとつになったと感じました。
ごちそうは時間通りに完成!!メニュー紹介をして、いただきます!!ものすごい勢いでほおばります。あれもこれも美味しい!「6年生のピザ美味しいよ!」と、他学年が作ったものをほめあう姿がどの班でもみられました。
最後の晩餐。1週間の思い出にひたりながら、たくさん話して、たくさん笑って、たくさん食べて、心に残る最高の夕食となりました。
ごちそうさまは毎回恒例の、「ごちそうさマッスル」。ある班の号令だったのですが、今となっては全員共通のあいさつです。希望制で前に出てくる子も増えてきました。そして、片づけも班の枠関係なしに、みんなで一緒にやります。
そして、おまちかねのキャンプファイヤー!キャンプファイヤーの前に入浴時間があったのですが、「出し物の準備をするから!」と、10分であがる子も。全員が15分でお風呂を終え、班で打ち合わせをしていました。
そしていよいよキャンプファイヤー!!最後の夜を、思いっきり楽しみます!ゲームをしたり、歌ったり、全力で楽しむ中、班の出し物!
時間のない中、よくここまで考えたなぁ。と思うほどのクオリティ。他の班からも笑いが絶えません。作ったクラフトをみんなに紹介する班や、テーマソングの歌詞少し変えて、「離れても大丈夫。全員仲間だよ。」という替え歌を歌ったり。
劇をしたり、ダンスをする班も。どの班も個性あふれる出し物になりました。さらに!スタッフからの出し物も大盛り上がり!みんながバナナになったり、クワガタになったりで大騒ぎ。終始笑いが絶えないキャンプファイヤーとなりました。
キャンプファイヤーのあとは、ふりかえりの時間。ひとつの火を班のみんなでかこみ、1週間のふりかえりをします。中には色々思いだし、みんなとの別れが寂しく泣き出す子も。笑いあう班もあれば、「ずっとこう思っていたんだ」と、自分の気持ちを真剣に正直に話す子も。
「この班でよかった」「みんなで家族になれてよかった」「凄く楽しかった」と、思いを口に出しました。
さいごの日記書きを終え、就寝。いよいよ最終日を迎えます。
今朝もみんな元気いっぱい!最終日なので、シーツの回収。荷物も整理をします。
朝の体操、そして班で清掃する場所を美化係がくじ引きで決めました!
朝ごはんをしっかりと食べ、使った場所の清掃にとりかかっています。最後の日は感謝を込めながら、みんなとの最後の時間を過ごします。
最後の日ということでスタッフは朝から子どもに泣かされっぱなし。何かというと、感謝の言葉をスタッフに伝えてきたり、お手紙を渡したり…。解散しづらくなってしまいます。困ったなぁ。
最終日も気を抜かず、最後の一日を楽しみます。
多田(らん)