オーバーナイトハイク!無事にゴールしました!!1名、体調がすぐれず途中下山しましたが、最後はみんなのゴールを待ち、「ゴールテープを持たせてほしい!」といい、仲間を笑顔で迎えました。全員のゴールでなくとも、全員が大きなトライをしたことは変わりありません。
結果も大切かもしれませんが、「やってみたこと」の方がもっと大切だと思います。うまくいくかいかないか、わからなくてもやってみる。そんな姿勢が子ども達全員に見ることができ、班の仲間と、1weekキャンプ全員と、さらに絆を深めた長距離ハイクとなりました。
起床時間は午前1時。夢の中に入ってから、21時頃に雨が降ってきました。雨がテントを打ち付ける音が響きわたります。雨により予定を変更して3時起床となりました。
そのおかげでぐっすり眠れた子もいれば、雨の音でなかなか寝付けなかった子も…。それでも時間に起きたら、すぐに準備!手際の良い準備でいよいよ出発☆
ヘッドライトをつけ、登山口までの夜道を歩きます。怖がるかなぁ…と思いきや、みんと一緒ということもあり、ドキドキわくわくの方が勝っている様子。歌いながら、話しながら進んでいきます。
登山口からは班ごとに出発!最後に全員で、班の目標を確認します。達成するためにどんな歩き方をしたらよいか。一人ひとりが何をしたらよいか、考えます。
出発前にバナナを食べ、気合い十分!全員で「がんばるぞー!おー!」の掛け声をしていざ出発!出発の頃には薄明るくなってきました。そして、最初パラついていた雨が、次第に強く降り始めカッパを着た子どもたちの体を打ち付けます。
カッパを着たこと、雨の中歩くことでさえ初めての子もいるでしょう。ましてや雨の中の夜登山はなかなか経験できません。班についているスタッフも十分に安全管理をしながら、一歩一歩前に進んでいきます。
時には歌いながら、時にはしりとりをしながら、どんな状況でもおしゃべりも絶えません。子どものこの底抜けの明るさと元気はどこからやってくるのでしょうか。「大丈夫?」「頑張ろうぜ!」と、互いに声を掛け合いながら雨の中の山道を進んでいきます。
班の仲間の状態を確認しながら、山頂を目指します。きっと1人では登ることはできないでしょう。しかし、みんながいるからできる。今日までに築いてきた信頼関係があるから、甘えられるし、弱音も吐ける。
お互いを思いやる姿が5日間のうちに築きあげられ、ここでその力が発揮されます。
そして、無事に全班登頂!!霧がかって、朝日も景色も見ることができませんでしたが、雨の中登った山は、達成感が倍に感じます。本当に勇気のある、トライを子どもたちはやり遂げました。
下山は全員で少しずつ、滑りやすいのでゆっくりおります。こんな天候で、さまざまな課題のハードルが上がった登山でしたが、勇気のある行動、なにより仲間を信じあいながらきたから達成できたことだと感じます。
5日間共に過ごした班の仲間。その絆を再確認し、さらに深まった活動となりました。
また、子どもたちの頑張りは靴を見ればわかります。下駄箱に仲良く班ごとにならんだ靴は真っ黒。そして雨で濡れています。「頑張った証拠ができた!」「みんなとお揃い!みんな頑張った証拠だね☆」など、皆前向き。
誇りの一つなので、叱らないでやってくださいね♪
帰ってきてからは疲れも見えていますが、シャワーを浴びてさっぱり!お腹がすいている子ども達はお昼ごはんが待ち遠しくてしょうがないようです。少し休んでから午後は最後の夜に向けての準備が始まります。
ひとまず、1weekキャンプの大きな山を越えました。子どもたちは皆元気です。ただ、体は疲れが出てくるところなので、このあとの活動も無理なく過ごしていきます。
保護者の皆さまには、子どもたちが帰ってきたら、ぜひとも子どもたちのこの大きなトライに拍手をしてほしいです。1人ひとりが本当によく頑張りました。この頑張りは、もしかしたら大人になったころに、自分が凄いことをしたと感じるかもしれません。
そのときに「仲間がいたからできた」ことや「自分はすごく頑張ってトライしたんだ」と、自分を認め、自信につながることを願ってます。
ずっと応援をしてくださった皆さま。子どもたちはまた一回り成長しました。きっと子どもたちにも応援の声が届いているはずです。本当にありがとうございました。
多田(らん)