本日は夕方からそれまでの晴天が嘘のような大雨に見舞われました。村の職員は村中の安全確認やかわせみ棟の浸水に対応するなど走り回ります。利用団体についてはプログラムの遅れがあったものの、事故・怪我なく大雨をやり過ごしました。そんな午前中の出来事です。
まだ暑い日中に炊事場の看板設置に向かっていると、アオカミキリモドキを発見しました。この虫は、体液にカンタリジンという人体にとって猛毒の物質を持っています。この毒は今年の4月30日のブログで紹介したヒメツチハンミョウのものと同じです。誤って潰して、その液が皮膚につくと炎症を起こします。アオカミキリモドキもヒメツチハンミョウも、観察するだけであればなにもこわいことはありません。
皆さんの身近にも様々な虫がいると思います。刺す虫・においを出す虫・咬む虫など。全ての生き物に言えることなどですが、みんな憶病なのです。上記の2種も他の生き物に襲われないために、毒を持ったのです。臆病だからこそ、なにかされれば襲いかかってくる。毒のある虫は確かに危険です。しかし、その裏には、臆病でも必死に生きる虫を姿があるということをおもってみると、毒虫の見方が変わるのではないでしょうか。
石川(う~ま)