管理棟前の植え込みから顔を出しているこの植物は、アカメガシワ(赤芽柏)と言います。新芽が赤く、カシワのように葉が大きくなることからこの名がつきました。カシワの葉はおもちを包んだりするのと同様に、アカメガシワの葉も食べ物をのせるなど器として使っていたようです。
アカメガシワはカシワの仲間ではありません。村内にカシワの木があるので、比較してみました。葉の形と木の表面が見るからに違うのが分かりますね。
アカメガシワの葉
アカメガシワの樹皮 カシワの葉 カシワの樹皮
アカメガシワは街中でも普通に見ることができます。川沿いや空き地、雑草のようにコンクリートの隙間から生えていることもあるのです。かなり生命力が強く成長の早い植物なのですが、大きく育ったものを街中で見ることはあまりありません。
左の写真が村で大きく育ったアカメガシワです。まちのものは広いスペースがなかったり、大きくなる前に切られてしまうのでしょう。
まちで見かける他の植物も大自然で育ったものよりも小さくひっそりとしていることが多いです。皆さん、このゴールデンウィークは愛川ふれあいの村など自然いっぱいのところに繰り出して、のびのびと羽を伸ばしてみるのもいいですよ♪石川(う~ま)