本日は「国立青少年教育振興機構」が調査・研究をおこなっている内容について少しお話をします。
優れた技術や知恵により、スマートフォンや、ゲーム機など、いわゆる「バーチャルの世界」が世界的に広がっています。そうなると、必然的に直接体験が減少する。公園で一緒にゲームを楽しむ子どもたちの姿も見かけます。少し前では考えられない不思議な光景です。
直接体験が減少すると、どのようなことが起きるでしょうか。
なぜ「体験活動」をすることが良いのでしょうか。
「体験活動」をすることによって、どのようなことが起こるのでしょうか。
そういった、青少年にまつわる研究や調査をおこなっているのが振興機構です。
体験活動をした方がよいか、どうかと問われたとき、多くの人が「体験活動はした方が良い!」と言うでしょう。しかし、なぜ?と聞かれたときには人それぞれの答えが返ってくると思います。
答えはひとつではないからです。
そんな、なんとなく良いと思うという、感覚で感じていることを、具体的な数値でさまざまな角度からの視点で発表がされています。
特に最近では「生活スキル」についての研究・調査について発表がありました。
生活スキルとは、「コミュニケーションスキル」「礼儀・マナースキル」「家事・暮らしスキル」「健康管理スキル」「課題解決スキル」の5項目があります。
たとえば、「コミュニケーションスキル」では『人の話を聞くときに相づちを打つこと』『初めて会った人に自分から話しかけること』などがあります。
そんな生活スキルが、体験活動をしたり、保護者の関わり方で変化するという結果が出ているのです。
詳しくはコチラ→→生活スキルに関する研究・調査
子どもがいる保護者はもちろん、体験活動を指導する方など、青少年教育に関係する方は、体験活動を通してどのようなことが子どもに影響するのか、どんなねらいを持って、どんなことを学ばせたいか。
こういった調査・研究を知ると見えてくることも多くあると思います。また、裏付けがされることもあります。それぞれが感じ、考える「体験活動」。さまざまな手段、方法、形があれど、ブレぬ信念を持ち、ふれあいの村も体験活動の1つの場としてこれからも在り続けたいですね 。
多田(らん)