今の時季は二十四節気でいうと『大雪』のころ。そして大雪の次は『冬至』。
さて、冬至の日に「ゆず湯に入る理由」はご存知でしょうか。
よく聞くのは「柚子(ユズ)=融通(ゆうずう)がきく」、「冬至=湯治」という語呂合わせから柚子湯に入るということですが、もともとは運を呼び込む前に厄払いするための「禊(みそぎ)」だと考えられています。
昔は毎日入浴はせず、『大切な行事のために、柚子の強い香りで邪気を払い、身を清める』という風習があったようです。また、柚子に含まれる精油成分は血行を促進して冷え性を緩和したり、クエン酸やビタミンCによる美肌効果もあるとのこと。
柚子の効能を大いに利用して、寒くなるだろう冬に備えたいですね。(大瀧)