本日のメインプログラムはアウトドアクッキング!
幼児と一緒に楽しく料理作りをするために、どんなことに注意したらいいのか、どんな声かけをしたらいいのか、ということに重きを置きながら調理をしました。
本日の献立は「ピザ」!生地を作るところから、焼くところまで自分たちで!
料理は感性の『五感(視覚・聴覚・味覚・嗅覚・触覚)』をフルに使います。小麦粉に水を入れて混ぜていくと、手に小麦粉が付き、「感触」が変わることが分かりますし、同時に小麦粉のいい匂いも「嗅覚」で感じることができます。
生地と野菜切りをした後は、火起こし!
木が燃える原理を確認し、自分で薪を組み、実際に薪に火を着けてみます。すると、「あれ?」「木が燃えない?!」など、うまく新聞紙から木に火が移らない、ということで苦戦している姿も見られました。『頭で分かっているけれど、実際にやってみるとうまくいかない…』「何がいけないのか」を職員と確認をしながら、うまくいくまでチャレンジをしました。
見事全員が新聞紙からしっかりと薪に火を付けることができました。
全員火起こしができたところで、ピザを焼きます。
ピザ生地の中まで火が通るように、でも焦げないようにしっかりと見て焼き上げます。焼いているときは生地とチーズのいい香りが漂って、「視覚」と「嗅覚」が刺激されます。
そして焼きあがったピザから「いただきます!」
「おいし~い!!!」
五感の「味覚」がここで刺激されます。自分で作った料理は愛着が湧くので、やっぱりおいしいです。だからと言って、「自分で作った料理でしか味覚は刺激されないのか」ということではありません。旬の食材を食べることでも「味覚」を刺激されるでしょうし、「この食材は秋にしかたべられない」という知識にもつながります。空腹も満たされ、知識も付き、一石二鳥です。
お腹も満たした後は、安全についての話をしました。どうしたら安全に活動ができるのか、どういうところに気を配ればいいのか、など真剣に耳を傾けていました。
森のようちえんについて、知識と技術の基礎的なところをこの2日間で参加してくれた方々に伝わったと思います。子どもたちの感性を豊かにするのは「親」だけでなく、子どもたちの周りにいる「大人」の役割です。
森のようちえんの大切さ、自然体験活動の大切さを今後も愛川ふれあいの村から発信していきます。(大瀧)