最初は自分たち家族で色々と工夫している様子でしたが、次第に他の家族はどうなのだろうと周りの寝床を観察する家族が増え、どうやったらよいのか家族間で相談している姿も見えるようになり、仕舞には家族で材料のダンボールを共有する班も出てくるほど参加者同士の距離感は縮まっていました。
完成した寝床はどれも個性的で、着替えの為のスペースを別に作った班やダンボールを共有し長屋のように連なった寝床を作った班、中には外を観察できるのぞき穴を作った班などもあり、その沢山の発想に驚きました。
その後は夕食です。メニューは炊き出しのとん汁と、アルファ米、缶詰めの焼き鳥です。
食堂から届いたとん汁は大人気で「おいしー!」と何度もおかわりをしている方もいました。中にはアルファ米の美味しさに「昔より美味しくなってる」と驚く方もいました。
本日最後のプログラムはフリータイムとして防災クラフトコーナーとその展示コーナーを開きました。皆さん興味津々に参加してくれました。ビニール袋で作ったカッパを着た子供を見て「ハロウィンで使えそうですね」と目を細めているお母さんもいました。
皆さん真剣に取り組んで頂き、本当に嬉しい限りです。
大人の方は真剣に、子どもたちは楽しく防災に興味を持っていただけたのではないかなと思っています。
明日は、1日過ごした寝床の撤収作業とサバイバルクッキングを行います。
水を無駄にしない、簡単に作れる炊事、どのような感想が聞こえるか楽しみです!天野あまがき