本日は1時間ほど久々に夕立が降りました。急な雨と一緒に、雷の音も…。いつどこに落ちるかわからないので、雷鳴が聞こえた時は要注意です。ふれあいの村でも外の活動を控えるようにと、村内放送を入れています。
昨日から2泊3日で、神奈川県の公立幼稚園・認定こども園に今年度から勤務されている先生方29名が宿泊をしています。
愛川ふれあいの村を所管している、神奈川県教育委員会教育局支援部こども教育支援課によって行われている、研修。ふれあいの村職員も一部講師をさせていただいております。
昨日は『冒険教育プログラム』によるチーム作り。さまざまな『冒険』と呼ばれるアクティビティを通して、協力すること、仲間、支えてもらうこと、支えることの大切さなどを体感しまいた。
本日は午前中に『野外観察』の研修をおこないました。
研修2日目になり、すっかり打ち解けている様子のみなさん。まずは目をつぶって太陽の陽がさす方向、風が吹いている方向に身体を向けます。五感を使ってじっくり考えます。
『私は誰でしょう?』というアクティビティでは、首の後ろにふれあいの村にいる動物や虫のイラストをつけ、他の人から得たヒントを基に自分が何者なのかを当てます!「私の足はいくつですか?」「私はハネがついていますか?」さまざまな質問をし、考えていきます。
『はっぱじゃんけん』というアクティビティでは葉っぱを数枚選び、その中から『一番大きいもの』『一番スベスベしている』などのお題を基に1枚葉っぱを選び、相手と見せ合いました。「落ち葉もこんな風に遊べるんだ!」「普段気にしない葉も意識して見ると違うものに見える」などの感想をいただき、色々な気付きがあったようです♪
次は多くの方が心に残ったアクティビティ。葉っぱを一枚何気なく見て、離れた場所でさっき見た葉っぱの画を描いてみる!というもの。意外と描けそうで描けない!不思議なもんです。
このアクティビティでは何気なく『見る』ことと、意識して『観る』ことの違いや、知ってる・わかっている『つもり』になっている意識に気付くことができたようです。
五感を使ってさまざまなことを体験し、感じながら、最後のアクティビティとなりました。
最後は『森のレストラン』です。『和食』をテーマとして、グループごとに1枚のお皿の上に自然物を集めて料理を作りました。個性溢れる発想と、素敵なアイディアで料理が作られていきます。
「同じものでも他の人が見ると違うものに見れる。」「1人ひとりの意見を合わせて作ることができた。」そういった感想がある中、完成した料理はどれも本物に見えてくる気がします…!!
さまざまな活動を五感をフルに使って体験した午前中の研修となりました。実際の職場で「子どもたちにやってみよう!」といった感想もあり、良い研修になったようです♪
葉っぱ1つ、木の枝1つ…何気ないもの1つでも、ものの見方、考え方1つで違ったものに見えてくる。『ものは考えよう!』とよく言うように、多面的かつ色々な視点で自然も、子どもたちも、職場も見ることができると、いつもの日常がまた違った世界となって広がるかもしれません。
そんなきっかけになるように、そして良い仲間作りになるように、今晩のキャンドルファイヤーもあと1日の研修も過ごしてくださいね!
多田(らん)