先日までの涼しさと雨がうその様な天気!一気に夏がやってきました。洗濯日和ですね。8月の主催事業『1weekキャンプ』でも使用する毛布も天日干し!!ふれあいの村では、本日寝具が夏仕様となり、かけ布団は毛布1枚となりました。
『形ある物はいつか壊れる』物を壊してしまったときに、先輩から言われた言葉です。わざとではないけれど、ふとした拍子に壊れてしまった。そんなことがふれあいの村でもよくあります。
枕が破けて中身が出た。窓ガラスが割れてしまった。ぶつかってふすまを壊してしまった。などなど…。しかし、施設の物を壊してしまった以上「しょうがない」では済まさず、「ごめんなさい」と窓口まで来て謝ってくれる子どもたちも多くいます。
「申し訳ない」と心の底から思う気持ち。その気持ちが物を大切にしようとする気持ちを育むのかもしれません。子どもとのそういったやりとり1つでも、学び成長する1つの機会でもあるのです。
『諸行無常』という言葉を聞いたことがあるでしょうか。簡単にいうと『形ある物はいつか壊れる』という意味があります。
枕やガラスといったものだけではなく、私たち自身、住んでいる環境、動物、草木など、この世のすべてのものにもこの言葉があてはまります。あらゆるものは生じて、滅するのです。
物であれば直すこともできます。本日は集会室前にある写真撮影用の看板を修繕しました。長く雨に当たりながらも、多くの子どもたちと一緒に写ってきた看板。きっと多くの方の手元に、ふれあいの村の思い出がこの看板と撮った写真として残っていることでしょう。
気持ちを込めて修繕しても、また壊れる時がきます。その時はまたやり直せばいいのです。その繰り返しをさぼらず、そして壊れた時に何を思うのか。その気持ちを大切にしていきたいですね。それがきっと成長につながります。
多田(らん)