昨日から二十四節季の『夏至』という時季に入りました。
夏至は「太陽の高さが1年でもっとも高くなる日」。今日以降は少しずつ日が短くなっていくのですね。
さて、このブログでも何回かお伝えした『アジサイ』ですが、なぜ、1株から2色も色が出るのでしょうか。
アジサイの色といえば「青」「赤」「紫」「白」…。など、たくさんの色があります。このアジサイの色を決めるのは、そのアジサイが植わっている土壌が『酸性』か『アルカリ性』かどうか、と言われています。ですが、土壌が酸性orアルカリ性どちらかだったとしても、1つの株から2色以上の色が出るなんて不思議ですよね。
花も最初は葉などと同じ緑色(葉緑素)ですが、花が成長するに従って葉緑素が壊れ、アントシアンという物質が出てきます。そこに根から吸い上げられたアルミニウムが加わり、青色になるのです。
アジサイが植わっている土にアルミニウムがたくさん含まれていると、鮮やかな青色をしたアジサイができます。また、同じ株で枝によって花の色が違うことがあるのは、広がった根の一部がアルミニウムを吸収できたりできなかったりするからなのです。
今がシーズンのアジサイ。
ぜひ、道端のアジサイに目を向けてみてくださいね。(大瀧)