さて、本日は山椒の枝に腹部に4つの白い斑点のある面白いアリを発見しました。身体に模様のあるアリは初めて見たので、これは新種発見か!?と期待していましたが、残念ながらインターネットに名前も写真も載っていました。名前はヤマヨツボシオオアリと言い、木の上で生活している4mm程の小さなアリです。
何かに群がっており、良く見てみると(写真では確認できませんが)それがアブラムシである事が分かりました。皆さんも知っての通り彼らは植物の液を吸う虫です。山椒の実をかじった事がある方は分かると思いますが、あの生の実や葉をかじるとピリッと痺れるような辛味を感じます。その木の汁を吸っているアブラムシの出す蜜はどんな味なのでしょうか?
枝の部分には辛味成分は無く、したがってアブラムシの蜜は甘いのか、それともこのヤマヨツボシオオアリは辛い蜜が好きなのか、そもそもアブラムシの蜜は何の木の液を吸っても甘いのか…。
観察しながらいろんな想像が頭を巡ります。とりあえず、今度枝をかじってみようと思います。
天野あまがき