1つは皆さんご存知の通り、このモグラ塚(写真左)。もう1つはこちら(写真右)広い範囲で地面が盛り上がっているところです。
この2つは違うモグラが作ったトンネルなのです。モグラ塚は、(おそらく)アズマモグラの作ったもの。体長13~18センチ程でそれぞれの大きさに差があるようです。地中30センチ程にトンネルを掘り、いらない土をこのように地上に押し出しています。この量を押し出すなんてかなりの重労働ですね。
もう1つの巣は、ヒミズという小型のモグラ。こちらは体長11~13センチ程、尾が長くて手が少し小さいのが特徴です。浅い所にトンネルを掘るので、地面が盛り上がっています。そのため土を地上に押し出す必要が無くモグラ塚ができません。そして、このヒミズは土の中だけでなく、夜には外にも出ることがあります。
なんだかモグラのイメージと大きく違いますね。
住む深さが違うモグラとヒミズ、これだけ巣は近くにありますが、
ケンカもなくお互いに上手く過ごせているようですね。天野あまがき