愛川ふれあいの村では平成24年度から「あいかわ森のようちえん」という主催事業を行っております。
先週末の森のようちえんの活動を、たんけんの様子中心に、写真でご紹介いたします。
「たんけん」(のあそび)では、色々なものを発見しました。
お昼ごはんを食べ終わる頃、ある男の子が一輪のツバキを手に持っていました。
どうやら落ちたツバキの花を、短い木の枝に挿しているようです。
そのツバキを見たお友達も一緒になってツバキを手に持っていました。
ちょっとイタズラして「あげる」と、スタッフに渡すふりをして、「やっぱりあげない!」と言うようなやり取りが見られました。
今の時期がちょうどツバキの開花時期。この時期ならではのあそびがありました。
あいかわ森のようちえんでは、ほとんど毎回と言っていいほど子ども達は木の棒に関心を示します。
木の棒(枝)は季節に関係なくそこかしこに落ちているので遊び道具にする光景は良くあります。
今回は、「木の棒を集める」ことがあそびになっていたようです。
お気に入りの木の棒(基準は本人にしか分からないようです)を宝物袋に入れていました。
あいかわ森のようちえんでは「自分より大きな木の枝は二人で持つ」ことを
おやくそくにしています。
「ねぇねぇ、一緒に持って」「いいよ」
この一言がお友達を作るきっかけにもなります。
「この木の棒、僕のだよ」
ある男の子Aくんが、木の棒を持っていたBくんに話しかけます。(たくさんある木の棒を、良く見分けられるなぁと感心しました)
Bくんは「Cくんからもらったの」。
Cくんも「Bくんにあげたよ」とAくんに伝えます。
それを心配そうに見ているDくんもいました。暫く見守っていたのですが、木の棒が一体誰のものか話は平行線…どころか、ヒートアップしてしまいそうだったので、一言。
「どうしたの?」とスタッフが入ります。
ひとりひとり気持ちを聞きあっている間に、どうやらクールダウンした様子の男の子たち。お互いの気持ちを聞いた後、Aくんが一言。
「いいよ」と、しっかり握っていた棒を渡すBくん。
「ありがとぉ」Aくんは大切そうに受け取りました。心配そうにしていたCくんとDくんは、その姿を見届けると、すっとその場を後にしました。
実はそのとき、周りの保護者の方もいらっしゃいましたが保護者の方は静かに見守っていました。
ケンカした結果、仲直り、譲り合う事も大切です。それと同じように、自分の気持ちを伝えたり、お友達の聞いたりすることも大切。そのケンカを心配そうに見守る子ども達の優しさも垣間見れました。
そんなことが出来る「ちょっとしたケンカ」も、子ども達にとっては成長のチャンスです。
子ども達の小さな体の中にはたくさんのエネルギーがあります。体育館前の斜面では、あるあそびがはやりました。
それは、「転がること」。
青い芝が土を多い、クッションになっています。その上を子どもたちはごろごろと転がります。
そして疲れたら「芝生のベット」と「春の日差しの暖かいかけぶとん」で休憩です。
お父さんとお母さんの元に帰ってきたときは洋服にも髪の毛にも芝のお土産付きでした。
ほかにも、シカのウンチを持ってみた子、
ウンチを嗅いでみたお父さんやお母さん、
はっぱに夢中になるお父さんやお母さん
小さな花で小さな花束を作る子、大きな葉っぱを探す子…と、
おもいおもいに遊んでいました。
2日目のアウトドアクッキングでは、大人も子どもも一緒になってお料理です!
一生懸命材料を切ったり、綺麗に盛り付けたりと楽しそうでした。
火係のお父さんも、「炭と薪をきれいに置くこと」に夢中になっていました。
メニューは春のお野菜をふんだんに使った
「タケノコの炊き込みご飯」
「鮭のホイル焼き」「タルタルソース」
「お吸い物」です。
子ども達は「子ども達専用洗い場」でお皿洗い!
お片付けまでばっちりしました。
愛川ふれあいの村には、日帰りで遊びに来たりご家族で宿泊することもできます。
詳しくは愛川ふれあいの村にお問い合わせください。
是非、また「たんけん」しに来てくださいね。(葉)