本日から「NOTS」の「森のようちえん」の皆さんがいらしています。
いつもは、お友達と川沿いを遊んでいる子ども達。今日はちょっと違います。お父さんとお母さんはいません。
その代わり側にいるのは、いつも一緒に遊んでいるお友達とお兄さん、お姉さん。
なんと、みんなでお泊りです!
普段はお家の近くだけど、今日は特別。電車とバスを乗り継いで、山の中にある広い村にいます。広いから、たんけんするのも時間がかかりそう。
夜ごはんを食べたあとは、「夜ののあそび」です。
小さな火を焚いて、皆で落ち葉や焚き木を拾い集めます。まっくらだけど、そんなのへっちゃら。
「ここにひとつあったよー、ふたつめー、みっつめ!」とどんどん枝を集めていきます。(村のお掃除ありがとう!)
集めた枝の先端をたき火に突っ込んでしばらく待つと、その先端に赤い灯がともります。先端にほんのり赤い灯を付けた棒を片手に、子ども達は広くて少し暗い場所に出ます。
近くにお友達がいると危ないからです。
棒を片手に「花火だよ~!!!」と、大きな声が合図です。
合図を聞いたお友達の視線が集まります。
合図を出した子は、持っていた棒でくるくると円を描き始めました。
すると赤いラインが暗闇に描き出されました。これが、『花火』です。
「わぁ!きれーい!」と、花火の光を目の中に映したお友達は食い入るように見ていました。
『花火』は、子ども達にとってお気に入りの遊びになったようです。
火を焚き続けるために一生懸命落ち葉を拾っている男の子が居ました。
一緒に付いていくと、すでにたくさんの落ち葉があるところを知っていました。
見付けた落ち葉スポットに座り、落ち葉を手でかき集めます。
隣に座り「こんなに暗い夜に、こうやって遊んだことある?」と聞くと「ないよ」と一言。集中して落ち葉を集めているようで、真剣な顔つきです。
「どう?」と続けて聞くと、「いいね」と即答。
袋に落ち葉が集まると、すぐにたき火へ戻り、その中に放り込みます。そしてまた、落ち葉を探しに暗闇に向かって歩き出します。
言葉は少なくても、落ち葉を集める手を止めない姿は多くを語っているように思えました。
何が楽しかったのか聞いてみると、楽しかった事はそれぞれでした。
明日も森のようちえんは続くそうです。
たくさん、ふれあいの村で楽しい思い出作ってくださいね。(葉)