枝の樹皮が少しめくれ、茶褐色に透けていてとても綺麗です。
幹の部分は感じが変わり、ごつごつした雰囲気になります。
枝先を見てみると、白い樹皮がはがれかけています。
この木は、成長するごとに樹皮の色や様子が変わる面白い特徴をしています。
ちなみにこの木の名前は『サンシュユ』と言います。名前も面白いですね。
サンシュユは中国からやってきていており、秋になると赤いグミのような実を付けます。
中国の名前「山茱萸」(やまぐみ)を、音読みして「サンシュユ」と言う名前になりました。
その赤い実がとてもきれいなので「アキサンゴ」という別名もあります。
さらに、このサンシュユ、春になると黄色くて綺麗な花を咲かせます。そのため、「ハルコガネ」とも呼ばれます。
すでにつぼみの先から黄色いものが見え始めており、まるで春が待ちきれない!と言っているようです。
自然の中を歩いていると、ふとしたきっかけでさまざまな物を発見できます。
何気なく見つけた物から興味を持ち、そして、だんだんと自然を知っていく。
これは素晴らしい事だなとしみじみと感じました。
皆さんも、是非、自然の中で過ごす時間を作ってみて下さい。とても気持ちいいですよ~。
天野あまがき