気が付けば立春が過ぎ、ふと木々を見ると花を咲かせるための準備が着々と進んでいます。
今の時期よく見られるのが『冬芽』。事務所前のしだれ桜をよく見てみると、ふっくらとしたふくらみが!私は初め『つぼみだ~!』と思っていました。しかし、冬芽と蕾は違うものだったのです。
この冬芽と呼ばれるふくらみの中に、『葉』や『つぼみ』がていねいに折りたたまれて入っています。冬芽は、寒さから守る防寒着として、鳥などの外敵から守るための鎧として、さまざまな役割があります。
こうして大切に守られた葉や花に出会えるのが今から楽しみです♪写真は昨年3月下旬の様子。
6月上旬に彩る『アジサイ』も、もう準備を始めています。植物によって色も形も異なる冬芽。中にはべとべとしたものあります。冬を越えて葉をつけ、花咲かせるまでの守り抜く知恵には脱帽です。
この時期にしか見ることができない冬芽。町中でもふれあいの村でもあちこちで見ることができます。是非、いつもみすごしている植物の命のカプセルをじっと見てみてください♪
多田(らん)