昨日の雪は暖かい日の光に溶かされて村内のいたるところで水の落ちる音が聞こえます。晴れているのに雨音がしているようにも感じられます。
さて、先日のブログでも紹介してきたように、この村には色々な動物が来ます。
なので、きっと雪に足跡があるのではないかと足跡探しに行ってきました。
私と、一緒に足跡探しの旅に出たのは大瀧きーちゃんです。しかし、時は既に遅し。昼ごろに探しに行ったため、綺麗な形の足跡がありません。どれもまるで、いびつな丸が点々とあるだけに見えます。
たくさんの点々が一カ所に集中していました。
これは、何かの動物がここでうろうろしていたに違いない!
一体、何の動物が、どうしてこんなに同じ場所をうろついていたんだろうと
周りを見渡すと、どうやらミズキの木のまわりを飛び跳ねていたようです。
こんな足跡見たことない!大発見だ~!と、ワクワクしていたのも束の間。
「このミズキの木から溶けた雪が垂れたのではないでしょうか?」と、大瀧きー。
気を取り直してまた足跡さがし。
次は一直線に続く足跡を見付けました!その足跡は何やら形がいびつ…足並みもそろってない。大きさもまちまちです。
しかし、さきほどの「ミズキの木」と違って、近くに大きな木もないし、一直線に足跡が続いているところをみるとはやり何かが歩いたに違いない!
探偵のように辿ってみましたが、一体誰の足跡なのか手がかりがつかめません。
私が唸っていると、「上を見てみて下さい。」と、大瀧きー。
促されて顔を上げると、なんと目に入ってきたのは『電線』。
一直線に続いていた足跡の上に、一直線に引かれた電線から水がしたたり落ちていました。
と、今日は見事にたくさんの「物」にダマされました。狸(たぬき)に化かされた、とはこういう感覚なのでしょうか…。
写真のような「野鳥の足跡」もしっかり見つけました!ただひとつだけ、とっても不思議な足跡もありました。周りには何もないのに途中まで歩いたような足跡。辿ってみても、後にも先にも足跡がありませんでした。
一体その足跡は誰だったんでしょうか?野鳥かなぁと思ったのですが、それにしては大き目の丸い足跡でした。その足跡こそ、「狸」(たぬき)でしょうか。その足跡だけが、謎なのでした。(葉)