糀の仕込みは手早く!ということで、蒸かしたお米をボウルに入れ、うちわで扇ぎながら人肌まで冷まします。
職員も手早く行なっていますが、何せ蒸かしたてのお米です。お米の熱いこと!「熱い!熱い!」と言いながら冷ましていました。
お米が人肌くらいまで冷めたら、糀菌をまぶし、お米全体に菌が付くように混ぜます。この時、お米が42℃以上あると菌が死んでしまうので、35℃くらいまで確実に下げます。
お米と菌を混ぜたら、箱に濡れ布巾を敷いた上にのせてくるんで、室(むろ)というこたつのようなところへ入れます。糀を作るときに気をつけるのは、室の温度と湿度です。温度は高すぎず低すぎず。湿度は高く。この条件が揃わないと糀はできないのです。
この糀が味噌づくりの鍵となりますので、今日からこの糀菌がしっかりとお米に付くよう、育てていきたいと思います。(大瀧)