それは『シモバシラ』の氷の花。シモバシラといっても、植物のシモバシラのことです。シソ科の『シモバシラ』は、葉が大きく、背丈は大人のモモくらい。秋に真っ白な可愛らしい花を咲かせます(写真は秋の様子)。
そんなシモバシラが、ぐっと気温の下がるこの時期にみせる現象があります。それがシモバシラの根元付近にできる『氷柱』です。まるで氷の花が咲いたようです。(写真は過去のもの)
冬になり、シモバシラの茎は枯れてしまいますが、多年草であるため、根は活動を続けます。そのため、枯れた茎でも道管に水が吸い上げられ続け、気温が氷点下になると道管内の水が凍って、茎から氷柱ができるのです。
そんな自然の造形美を見れるかなぁ?と期待をし、今朝ふれあいの村の『山野草園』へ行ってみました。…しかし!!見ることができたのは、ほんのわずかな氷柱…。残念!だいぶ溶けた姿でした。もっと朝早く、そして寒くならなければ見れないようです。
しかし、これからもっと気温が下がる日が増え、見れる機会が増えていくでしょう!期待をしつつ、観察をしていきます♪そして、高取山山頂付近にはシモバシラの群生地があります。そちらも気温が下がった日に見に行ってみようと思います。
多田(らん)