昨日のブログでもご紹介しましたが今回の森のようちえんは10月の落選者を対象とした追加事業になります。
朝から地面は凍っていましたが空はその氷を解かすかのように太陽を見せていました。お昼前には霜もすっかり解けて、太陽が土の湿気を飛ばしていました。風はなくカラッと晴れた気持ちのいい日です。
そんな中、8家族27名の参加者のみなさんと午前中は仲良くなるためのゲームをしました。その後はお昼ご飯。
お昼ご飯を食べ終えた子どもが「ねぇ!!ミミズが居るよ!」と大きな声を出していました。
呼ばれて行ってみると、子どもたちが小さな手に乗せてきたのは小さなミミズ。
そのミミズを見て「半分に切れてるミミズ?」と、お父さん。
「えっ。ミミズって切れるの」とびっくりする子ども。
「切れても生きてるんだよ」
そんな親子の会話があったので、今日のたんけんも楽しくなる予感がしました。
そして、午後はさっそく「のあそび」へ出発!!
最初はみんなで一緒にたんけんへ。
「うんちがある」と、子どもたちがうんちを囲みます。
思わず大人も丸くなっている子どもたちの上からうんちを覗きこみます。
冬になると静かになるため、野生生物が村にやってきます。
「なんのうんちだろう…」と大人も興味津々。大人も子どももうんちには、ついつい興味を引かれてしまうようです。
他にも
撫でると白い粉が付く「しらかば」の木で遊んだり、
バラのお花をたくさん見つけたり、
ボロボロの木に手を突っ込んでみたり、
ジャガイモのような実を発見したり、
見付けた木の枝で電車ごっこをしたり…、
書ききれないほど、発見がたくさんありました。
2時ごろから、子どもチームと大人チームに分かれます。
大人たちは子どもたちから少し離れて「私の時間」を持ちます。
暖かい所でほっと一息。
その間、子どもたちは山の中へたんけんです!!!
途中で木のウロを発見…
「これ、入れそうじゃないかな?」
「おしりから入る?」
「横から?」
「座れるんじゃない?」と子どもたちとスタッフは試行錯誤。
結局、彼らは写真のような形になりますが「座れた!」そうです。
彼らがそう感じたら、どんな形にしろ、座れたのです。
そのウロの後ろに回り込むと小さな穴がありました。
「(ウロの後ろから手を入れて)握手できそう?」「やってみよう」と、これも試行錯誤。
ひとつのウロでも見ている場所が変わると遊び方も変化していきます。
その手にはススキ。
そのススキを大きく振りまわすと、ススキの先から白くてふわふわしたものが舞い降ります。まるで本物の雪が舞っているようです。自然の雪だけど、人の手で降らせることが出来るようです。
2歳のころから村の山を探検している年中さんの男の子が険しい山道を突き進みます。登るのも降りるのも、自分の腰ぐらいの高さの段差があってもへっちゃらです。
急な坂道でも「ここは危ないから、あっちから行く」と自分で行ける場所を自分で判断しています。
小さなときは一緒に遊んでくれたお兄ちゃんの手を掴んでいましたが、今日は自分より小さなお友達を助けていました。
森のようちえんには、このように宝物のようなキラキラしているエピソードが、たくさんちりばめられています。
本当はもっとたくさん紹介したいのですが、なかなか時間が許してくれません。
その後にご飯を食べたら「よるのたんけん」に出かけます。
どきどきわくわくの森のようちえん。
夜はどんな発見があるのか、楽しみです。(葉)