本日は気持ちの良い、秋晴れとなりました!活動していると暑くなりますが、日陰に入ると少しひんやりと感じるくらいの気温です。
野外集会場とかわせみ棟の間にあるサルスベリも、ピンクの花が青空に映えていてとてもきれいです。
サクラの木を眺めていたところ、体が黒と赤の色をした「ヨコヅナサシガメ」が数匹いるのを見つけました。
サクラの木にできた穴やくぼみに身をひそめていたので、木の表面を探していたところ!!なんと・・・、ヨコヅナサシガメが食事をしているところに出くわしました!ちょうど観察していた時間も11:30頃だったので、タイミングが良かったのでしょう。
さて、そんなヨコヅナサシガメは何を食していたのかというと、スズムシの子どもでした。ヨコヅナサシガメは長い口吻(こうふん=くち)を獲物に突き刺し、体液を吸うのです。右側の写真はヨコヅナサシガメは4匹で1匹のスズムシを食していました。蚊の口吻よりも太く、刺されると激痛を伴うらしいので、観察する時には十分な注意が必要です。
このあと4匹のヨコヅナサシガメはスズムシを取り合い、見事取り合いに勝利したヨコヅナサシガメはスズムシを巣に持って帰っていました。持って帰る間も口吻は刺したまま・・・。その場面を見て、自然界の厳しさを改めて感じました。
みなさんもふとした時に、身近にある木の表面や穴・くぼみに注目してみてはいかがでしょうか。おもしろい発見があるかもしれませんよ。(大瀧)